１階・若紫 ページ5
「…」
zm「な、お前は何してるやつなん？」
zm「これスーツよな、働いてるん？」
zm「彼氏おる？経験人数は？」
「…」
先程別れたはずの、男が降りても
隣に引っ付いてきた。くわえ、
まるで友人かのように質問し出す始末
しつこいストーカーとして
無視していたが、彼は食い下げて
聞いてきて埒があかない
「質問は、自己紹介してからだと思うんですが？」
zm「あ、そ、そうやな！」
zm「俺ゾム。えっと絶望が主食やな。あ、でも人間界のもふつーに好きやで！味にとるし！」
zm「好きなのは、飯と仲間と遊ぶ事」
zm「彼女は今俺の隣にいるやつ狙っとる」
zm「ど？」
「…」
決壊したダムのように話されてしまった
仕方ない、答えるしかない…
口を渋々開けようとした瞬間
煙幕のような煙につつまれ
私の腹を誰かが掴みあげた
「ｯ」
？「人の部屋にこんといてくださいよ」
「…」
紫色のパーカーを羽織る若い大学生
てか、さっきから何なんだ
夢にクレームを心の中で呟きながら
あたりを一周する
zm「引っ込んでろ」
syp「はぁー」
syp「弱肉強食です。取られたんが悪い」
「…はなしてくれますか」
syp「食い終わったら」
「…」
近くの心療内科に予約を取っておこう
そう思った直後
syp「いただきます」
「ｯ？！」
彼に、このしらない男に
手に、手の甲に、
キスされた。
振り払う抵抗も無意味な力加減
赤子が乳を飲むように吸われる感覚が
気持ち悪い
syp「…ん、っま…」
zm「俺のもんやぞ！」
初めてを取られた。こいつに
Aを剥ぎ取りお返しに
腹パンを食らわせたのに、こいつは
それよりも重要なことがあるかのように
放心状態、は？
syp「…ぅま…」
この女からは全然《優越感》や
《劣等感》を感じなかったから
味は期待していなかったが
なんや、これ。くそうまい
俺の癖が弾丸で撃ち抜かれた
初めてこんなに甘くて、長く続く
《劣等感》を食った
syp「…」
syp「Aさんでしたっけ、」
「…だらかなんですか変態さん」
syp「ショッピです」
syp「よし、嫁に来てください」
zm「は？殺すぞ」
───
zm
１階の住人
対象にとって1番絶望を与える姿になる
攻撃
主に人の絶望を助長させ
心身狂わせる。1階で1番強い
褒めてくれたAを気に入り
ついていくようになる
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あちき(プロフ) - シュークリームさん» 貴方のコメントを待ってました((ついにここまで来ました！あと少しですが、頑張ります！ (5月15日 17時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - 少し目を離した隙に話が進んでた、！！ついに皆のところに行ったんだ！無感情に近そうな夢主が寂しいって言うの可愛い……！気付かぬうちに堕とされていたなんて、やるなwrwrd……() (5月15日 16時) (レス) @page41 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - シュークリームさん» いつもありがとうございます！ (5月12日 11時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - お話が進めば進むほど皆の狂気さが見れて好き…… (5月10日 21時) (レス) @page36 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - 夢主を連れて行くために皆必死なの好きー、！！ (5月8日 17時) (レス) @page34 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年4月16日 16時
