21･彼の仲間 ページ21
A side
ゾムくんが視界から見えなくなり、ズルズルと引きづられていく
『あの、ちょっと苦し…』
sha｢黙っとけや｣
『……………』
怖い怖い怖い
汗がダラダラと溢れる
彼もまた不良。
ゾムくんやコネシマくんのような優しさは一切感じない
恐怖が込み上げてくる
そのまま裏路地のような暗い場所に連れてこられ、
そこでようやく腕を離された
sha｢お前まじなんやねん｣
『なんでも…ただの転校生です…』
シャオロンくんからの鋭い目付きに思わず目を逸らしてしまう
sha｢俺らの仲間に手だすなよ｣
『…』
シャオロンくんはシャオロンくんで仲間が大事なんだ
彼の手は力いっぱいに握られていて
手も震えている
『わかってる…わかってるけど』
『友達になろうって言ってくれたの』
sha｢黙れや！｣
シャオロンくんは手を挙げて拳をこちらに向けてくる
『!!!』
私は反射的に拳を避けてその腕を掴む
そのまま片手で肩を掴んでもう片方の手で腕を地面に押し付ける
『あっ、』
sha｢はぁ！？｣
私の下でシャオロンくんが叫ぶ
前までやっていた合気道が反射的に出てしまった
『(習ってなかったら殴られてたよね)』
ホッと一安心したのもつかの間
sha｢コイツｯ！舐めやがって｣
掴んでいた腕も振り払われてしまう
やはり男女の力の差はどうにもならないらしい
拳がもう1発こちらに飛んでくる
『(殴られる…)』
そう覚悟した時
zm｢はーいおしまい｣
目の前にいたのは私よりも大きな背中のゾムくんだった
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ぬぬ - つづきはやくよみたーい！この小説すきです！ (2月4日 21時) (
レス) id: 804a1b86af (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - えもうすきずぎます！ごはん。さんは天才です (1月23日 23時) (レス) id: 804a1b86af (このIDを非表示/違反報告)
ごはん。(プロフ) - イチゴさん» ありがとうございます！これからもぼちぼち自分のタイミングで出していきますがおもしろくしたいと思っているので頑張ります♫ (1月20日 11時) (レス) id: d975296461 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - コメント失礼します！めっちゃおもしろかったです♪体調に気を付けて頑張ってください！！応援してます！！ (1月17日 22時) (レス) @page26 id: df6b50726d (このIDを非表示/違反報告)
ごはん。(プロフ) - 明太子なげっとさん» ありがとうございます…！バイトにめっちゃ行ってるので更新まちまちですが長編にしたいと思ってるので末永くよろしくしたいです (1月4日 21時) (レス) @page19 id: d975296461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごはん。 | 作成日時：2023年12月25日 0時
