【d!】君の犬になりたい。 (ページ17)

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gr「俺とトン氏とAはマストだろ？後は黒服から何人かと他のナンバー持ち、ぐらいか。」

『ふーん全然いいんだけどさ、グルちゃん挨拶周りしてきっと忙しいよね？』

gr「あぁ、だからその日はトン氏には仕事をふってないんだ。たまには奴にも構ってやれ。Aが思ってる以上にあいつは心配してるぞ、お前のことを。」

『そうなんだ、それは悪いことしたかなぁ。』

gr「まぁ大丈夫さ、一応頭に入れておくくらいでいいんだ。またなんかあったら伝えよう。パーティは１ヶ月後だ。今日はもう上がってもいいぞ。明日は同伴はあるのか？」

『ううんないよ！グルちゃんありがとう！』

gr「いつもAが頑張っているのは知っているからな。たまには息抜きも大事だゾ！」

トン氏には俺が伝えておくから着替えてこいと言われて裏に戻って着替えをする。でも今日はコネシマさんと来たからずっと私服だったし、そんなに着替えることもないからとりあえず裏に置いてたカバンやらなにやらをもって表に出る。
表ではグルッペンさんとトントンさんが何やら話していた。

gr「じゃあまたな、新店の準備で忙しいからまたあまり来れなくなるが頼んだゾ。A。」

tn「いつも頑張ってくれてるからな、Aは。たまには俺らのことを頼ってもええんやで！」

『ありがとう、トンちゃん、グルちゃんまたあしたね。』

お兄ちゃんのような2人に頭を撫でられる。今日は沢山頭撫でられるなぁ、それなりに私も身長あるのに。不意に名前を呼んだトントンさんが固まってしまった。

tn「え、え？！A！今トンちゃんって呼んだか？！」

『え？うんダメだった？』

tn「ダメなわけないやろ！！めっちゃ嬉しいわ……！」

俺今日まで頑張ってきて良かった…。と言って天を仰ぐトントンさんを見てグルッペンさんはお腹を抱えて笑ってる。いや大袈裟だよ！照れる！

gr「ふははっは！な？言うたろ？A、そんな堅苦しくするなよ。俺もちょっと寂しかったんだぞ！」

『そっか、もっと2人のこと頼るよ！ありがとう！また明日！』

2人に見送られてトンちゃんが呼んでくれたタクシーに乗り込んだ。家の住所を伝えて、メールアプリを開く。明日はどんな1日になるだろう。同伴もないし、明日はゆっくり起きよう。そう心に決めてタクシーを降りた。

少し背伸びした夜は甘やかされながらふけていった。