【d!】君の犬になりたい。 (ページ19)

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はえ、グルちゃんそんな凄い人とも知り合いなんだ。慌てて私は頭をさげる。

『今日はお時間とらせてごめんなさい。この店で働いてます、Aです！ご指導よろしくお願いします！』

？？「ふふっ、顔あげるめぅ〜。」

めぅ？可愛い語尾が聞こえて、顔を上げると糸目の彼がこちらを見てニコリと笑う。

？？「僕はオスマンっていうめぅ！礼儀正しくて可愛い子やなぁ、これは腕がなるめぅ！」

？？「こらオスマン。この子困ってるよ、やめたげて。俺ひとらんらん、長いからひとらんって呼んで欲しい。」

『は、はい、！オスマンさん、ひとらんさん。よろしくお願いします！』

os「とりあえず顔の分析がしたいめぅ、そこ座って！」

オスマンさんに連れられるがまま鏡の前に座る、オスマンさんは顔をぺたぺた触ったり、眉の長さを測ったりしている。ひとらんさんは私の長い髪の毛を触って、髪の毛をアレンジする準備を整えていた。

os「ふん、大人っぽい顔立ちめぅね、こんなに素材がいいとメイクのやりがいがそんなにないめぅ。」

だからメイクのコツいっぱい教えるから覚えて帰って！と言われて元気よく返事を返す。

os「その調子めぅ！まずここは〜〜、」

開始30分、こちらをボーッと見つめるロボロに話しかける。

ht「、ははっロボロ。見ててもわかんないしつまんなくない？」

rb「ん〜確かに難しいけど、Aの顔が段々綺麗になっていくのは全然飽きひんな。」

ht「うん、確かに彼女とっても可愛いし、髪の状態もいいからきっと忙しいのにお手入れ頑張ってるんだろうね。」

rb「そやなぁ、Aは努力で上に立ってんねん。この店のナンバーワンの重圧にも耐えて、たまに黒服が店掃除してる時間に来て手伝ってくれんねん。」

ht「ははっ、めっちゃいい子じゃん。」

オスマンの投げかけにもちゃんと返事を返して、オスマンが言ったコツをメモに書き記す彼女は、とっても真面目だし、いつも誰よりも黒服に気を使ってくれる。

『ひとらんさん、ロボロくん、どうかなぁ！』

嬉しそうに、ちょっぴり不安そうに微笑む彼女の顔はいつも綺麗だけど、より洗礼されたように美しい。
芸能界にいてもおかしくない、ほんとにお世辞なしにそう思った。そのまま思ったことを彼女に伝えるとちょっぴり恥ずかしそうにお礼を言われた。

あぁきっと俺は彼女のこういうところが好きなんやろなぁ