【d!】君の犬になりたい。 (ページ27)

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ci「ふ、ふはっ、お、おれもすいたい、です、！」

shp「ち、チーノだけずるい！お、おれも、せめて、い、1本だけ、！」

元々喫煙者だった私にも吸えない辛さはわかる。元々そんなに本数を吸わない私でも禁煙は少し難しかった。今吸っている煙草を1度灰皿において、新しい煙草2本に火を付ける。そのまま彼らの背中に灰を落とす。

ci「ぅ、ぐ、あ、あついぃ、」
shp「ん、ふぅ、え、っつぃ、」

身悶えながら、暑さに耐える2人の姿はとってもとっても可愛くて、どうにかなっちゃいそう。でもペットの自覚が足りないなぁ！

『ねぇ、今人間の声が聞こえたけど、気のせいだよねぇ、私の目の前には、ワンちゃんとネコちゃんしか、いないもんねぇ！』

また2人の背中に灰が落ちる。これロングだからまだまだあるなぁ、なんて呑気に考える。

ci「ぅぐ、わ、ゎん！わぁん！」

shp「にぎぃっ！ﾆｬッにゃん！」

熱さに耐えながら、鳴き声を上げる彼らはもう立派なペットにしか見えない。顔を赤くして、興奮しきった様子の彼らはペットになりきることしか今は頭にないようだ。2人の熱を帯びた私への視線に、ニヤリと笑いかけながら、私は2人の腕にタバコを押し付けた。

ci「ゎ”ぁんわ”ん、ぁん」

shp「ふみ”ゃあ”にゃあ”、」

悲鳴と思しき、鳴き声を上げ続ける彼らは、私の言いつけを守って、とっても可愛くて、お利口さんなペットでしかなくて。自分に与えられる暴力的な快i楽をひたすら受け取り続ける2人の顔はとっても可愛い。跡のついた腕を見て、2人とも今日1番の笑顔になっていて、とっても嬉しそうだったから、私も笑顔になる。

『2人とも、気に入ってくれた？私のプレゼント！』

shp「にゃん！」
ci「わん！」

2人の頭をもう一度撫でて、消えかかった煙草を思い切り肺に吸い込む。そのまま2人に向けてその紫煙をふぅっと吹きかける。

『また消えたらつけたげるね、そろそろ乾杯しよっか。』

元気よく返事を返してくれた、可愛らしい後輩達とピンク色のシャンパンを飲む。

少し初々しい夜は、蝕むようにふけていった。