【d!】君の犬になりたい。 (ページ34)

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『うーんそっかァ、じゃあ条件つけようか！』

ut「ええで、ほんまに何でも。それで済むなら。」

覚悟したようにこちらを見つめる彼。私よりほんの少しだけ高い彼の顔を見て、こう言い放つ。

『今度私のお誕生日だからそれでシャンパン入れてくれたらチャラ！』

shp「なんか最初とあんま変わってない気がするんやけどええんかなぁ？」

『いいんだよー！鬱くんはいつもお店来てくれるから特別だよぉー？』

ut「うぐっ、その顔は反則やで、Aちゃん。そんなんでええならなんぼでも入れたるわ」

ci「どーせ今年もタワーするつもりだったんでしょ？大先生？」

ut「なんで言うてまうねん！チーノゴラァ！？」

と喧嘩が始まってしまった。

shp「まーまーま、ここは俺に任せて、行ってください、Aさん。また近いうちに連れて行きます。」

『そーするねぇ、ありがとうショッピ君！』

そういうと少し顔を紅くしたショッピ君に見送られながら私は喫煙所を出た。

shp「そーいえば大先生、なんで枕しなくなったんですか？」

ギャンギャン言い合ってる2人を尻目に一足先にタバコに火をつけた俺は引っかかっていたことを問いかけた。喧嘩を辞めた大先生は一瞬キョトンとしたかと思えば言葉を濁す。チーノも気になってた用で更に2人で問い詰める。

ci「それ俺も思いました。最近風i俗も誘っても来ないし、部長も言ってましたよ。」

shp「そうすよ、アフターもあんまり行ってくれなくなったって他の姫も言ってはりましたよ？」

ut「あー、いやぁ、なんだろ。Aちゃんには内緒やで？」

と、声を潜めた大先生。何か病気なのかと勘ぐっていたが、Aさんの名前が出てくるとは思わずチーノと顔を見合わせる。大先生から出た言葉で俺らは目を見開いた。

ut「あんなぁ、勃たなくなってもうたんよ……。」

ci「えっ？！あの大先生が？！ED？！」

ut「ちがっ！？声が大きいわ！あんなぁAちゃんでしかもう勃たなくなってもうて、俺もうお嫁に行けへんねん！」

shp「いやそれで言うなら婿やろ。」

ut「ｱｧﾝﾁｭﾒﾀｲッ！」

いくらか和やかになった喫煙所で俺も大先生のことを笑ったが確かにいつも見るビデオの内容が何となく、女性優位なものに変わりつつある。この間チーノもそっち系の風i俗にハマってるって言ったし……？いや待てよこれって…。

shp「あかんなぁ、そろそろ俺も多分」

ci「？ショッピなんか言うたか？ちょっと顔色悪いで？」

shp「いやなんも……。」