無能 ページ29
Aside
『…全ては生まれた時からだな』ﾌｯ
zm 「…」
kn 「…」
『俺は…
俺は生まれてからすぐに才を求められた
でもそんなもの持ってなくて
捨てられないように必死になって学問に励んだ…剣術だって…ピアノだって…
術が使えるようになるよう訓練だってさせられた
でも結果捨てられた
薄暗い森の中で魔物や野生動物…まぁなんでもいい、さっさと死ぬことを望んだ
子供が一人、一応教育はされて役割が終わったから社会から揉み消すために死んだことにされて…
武器も…何も持たずに放り出された
歩いてたら狼の群れに囲まれた
今更抵抗してもどうにもならないと思って邪魔になる上着を脱いで靴と靴下も抜いていた
でも食べてくれなかった…
そいつらに育てられた
何日もお腹が空いてたり発熱で動けなかったりもした
でも良く鞭で嬲られたりぶん殴られたりするのは当たり前みたいなとこもあって痛みが分からなくなった
…アレはいつだっただろうかな…
あの時にはもう軽技が使えていた
いつも通り群れで行動してたら銃声が聞こえた
グルッペンがいた
馬車が崖から転落した挙句、謎の男たちに囲まれていた
俺はグルッペンに会ったことがあったし、話したこともあったが彼奴が俺を覚えているかも分かんないし、死んだことになってる俺とは関係ない
だからその場から立ち去ろうとした
でも、、彼奴は俺を弱々しい声で呼んだ
小さい声だったけど十分聞こえてた
群れの奴らに協力してもらってグルッペンを助けて、、
人が歩くであろう道の木に寄り掛からせて離れようとしたけど
丁度目が覚めてしまってな
名前を何度も呼ばれた
彼奴は泣いてた
俺を必要としてくれた
仲間も行ってこいって背中を押してくれた
だから俺はグルッペンの駒になる事を望んだ』
zm 「…大変やったんやな…」
kn 「…？ちょっと待ってくれ、、ってことはお前の名前って…」
『あぁ、偽名だ』
なんやコイツ、お前も話聞いとったんか
zm 「え"っ！？」
kn 「…マジか…」
さて…
『本名を知ってるのはグルッペンと…あと2人』
kn 「親か？」
母親は俺が殺ったから居ない
『親父って部類に入りそうで入らなそうで入ってしまってる奴と…あと1人は…』
zm「誰や…」
『…コイツはいえねぇな』
そうだな
『お前らも会ったことのある人物だ』
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舞桜(プロフ) - 皆さんコメントありがとございます！ (8月27日 14時) (
レス) id: 4b8da87df4 (このIDを非表示/違反報告)
名無していう名前の名無し - わかりますｯzm様ｯ！筋肉痛で死にかけます。あれは最恐の病気ですよ！更新頑張って下さい！（嫌なコメントであれば消して下さい） (8月27日 1時) (レス) @page32 id: cfc3f2d0fe (このIDを非表示/違反報告)
かれーるぅ。 - 舞桜様神！更新待ってるので、自分のペースで更新お願いします！ (8月12日 19時) (レス) @page23 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
あ - いた (8月10日 16時) (レス) @page1 id: 610320e4cb (このIDを非表示/違反報告)
くれぴと - 夢主ちゃんが好きすぎるーwwwsnつおいwえ？とぇｯﾄ、？で驚き？絶望？感が伝わってくる (8月10日 16時) (レス) @page22 id: e2b452ca9a (このIDを非表示/違反報告)
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