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tnside
「こんな所でも言い合いしてんのか！？」
「周りのことが見えていないようだ」
「ッ始末書また増えるやんけ」
「だから言っただろ、トン氏にとって気分のいいものじゃないって」
まぁ俺にとっても別に気分のいいものでは無いがなと言って笑うグルッペンに思わずイラッとする。そう思うなら止めにいけとは思うが止めにいったところで彼女ら2人が止まるかと言えば確率としては半々だ。
というより俺はアイツらに関わりたくない。
ただでさえ忙しいと言うのに始末書が増える存在にイライラしない訳ないだろう。
「まぁ彼女らのリアルファイトをみるのがA嬢の趣味なんだ、大目に見てやってくれ」
「え、そうなん？」
『誤解です、やめてください』
ならなんでこんな所で昼食を、と言葉を続ける前にグルッペンが俺の疑問に答える。ばっとAさんを見れば誤解ですと首をブンブンと横へふっている。
グルッペンの冗談か、よかった。
流石にそれを趣味にしていたら彼女の精神状態を心配するところだった。
デーネルト・A嬢。
いままでクラスが違うため関わることはほとんどなかったがグルッペンが最近絡んでいるという噂をきいて興味をもった。
友人という友人はおらず大体自分の机で本をよんでいるか勉強の復習をしているイメージで真面目そうなところが好印象だったがグルッペンを迎えに行った時についた冷淡さというか人間離れしたような空気感に苦手意識を持っていた。
まぁ接してみたらまるでイメージ変わったけど。
教科書を借りに来た姿はまるでライオンに怯えるウサギのようで。どこが人間離れしてんねん、めちゃくちゃ年相応の女性やんけと過去の自分へと野次を飛ばしたくなった。
守りたくなるような彼女の仕草や表情をみて仲良くなりたいと思わずにはいられなかったのだ。
だからグルッペンに内緒にして彼女がいつも座っている席に来たというのに。
「はぁ、気分悪いわ」
「はは、トントンにはキツかったか」
してやったりと笑うグルッペン。
なんやこいつと思う気持ちをぐっと飲み込む。
「……なんか癪やからこれからグルッペンがここに来る時は俺も行くわ」
「え」
『え』
「生徒会2人が揉め事してる現場もこの目で確認したいしな」
そうにっこりと笑う。
悔しそうに俺を見るグルッペンをみれば曇っていた気持ちもいくつか晴れやかになった。
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もとろん(プロフ) - 杏さん» コメントありがとうございます。書き手が欲しい言葉を1から100まで揃えてありがとうございます。待ってくださる方がいるだけで励みになります！これからものんびりと創作活動に付き合っていただけますと幸いです。 (1月16日 0時) (
レス) id: d035e17497 (このIDを非表示/違反報告)
もとろん(プロフ) - ロリコン女さん» 最高と言っていただけて感謝感激です。のんびりではありますが更新していきますので気軽にお待ちいただけると嬉しいです！ (1月16日 0時) (レス) @page28 id: d035e17497 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - 初コメ失礼します。つい最近この作品に辿り着いた者なんですが、文章が綺麗で凄く読みやすく、面白くてあっという間に最新話まで読み切ってしまいました。お話が更新される度歓喜で舞い上がっています！ 作者様のペースで更新頑張って下さい。応援しています。 (1月8日 17時) (レス) id: efc02aac0e (このIDを非表示/違反報告)
ロリコン女 - 最高です。もう、好きです。逆ハー大好きなので逆ハーと見た瞬間とっても嬉しかったです。更新頑張ってください！！！ (1月8日 8時) (レス) id: 6f972d6ac3 (このIDを非表示/違反報告)
もとろん(プロフ) - の〜さん（旧もこ）さん» 私も大好物なのでとても気持ちがよく分かります。作品の展開的に登場させるのは遅くなってしまいますが全員かくつもりなので気長に待っていただけると幸いです (1月7日 23時) (レス) id: d035e17497 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もとろん | 作成日時：2023年9月28日 15時
