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「ふふ、そうよね。
……私ね、Aさんを をきゑCにするつもりだったのよ。今まで私が行った犯行は今回の含め計3つ、どれかは言わないわ、当たり前よね。私はこの3つの事件全ての容疑を誰かに擦り付けてきたの。
でも本命はAさんだったから、ブラフで二回も別の人間をでっち上げるのは大変だったわ。をきゑA君とBちゃんには感謝しないと。
それで、いざ貴方ををきゑCとして嘘の容疑をかけさせた時、貴方は結構生に執着しないタイプと思っていたから、幾度も死ねるからと大人しく裁判にかけられると思っていたわ。ただ貴方、意外と生に縋りついてくるから、かなりビックリしたわよ。
ロボロさんの精神もいつまで持つか分からないわ私の良心は痛むわでもう散々。畳み掛けるみたいなショッピさん？ の洞察力と貴方の稟議に怖気ずいて、せめて一回でもと思って焦って尻尾出したのがよくなかったわね。結構冷静なつもりだったんだけど、まんまと貴方の策略に嵌ったわ。
私ってほら、素直で可愛いじゃない。だからバカ正直にアンタの言葉に乗せられて行動しちゃったの。……あーあ、参ったな、パパに怒られちゃう」
淡々と語った彼女の言葉は透明そのもので、一時期外交官の補佐を勤めていた鬱には彼女が嘘を吐いていないは一目瞭然だった。自分のことを可愛いと思っているのも彼女の本心なので、素直なのも事実だし、自己愛が強いからこその可愛さがあるというか。
兎に角、百人中九十九人が彼女は顔も性格もいじらしく、優艶で、それでいて可愛らしかったと答えることだろう。
しかし鬱は、他の幹部とは異なりその範疇にははまっていなかった。彼女の台詞と仕草を見て、ゲェ、と顔を顰めた鬱は、容赦なく煙草を取り出して火をつける。
「いやあ、俺こういう女嫌いやわァ」
「あら、お気に召さなかった？ センス無いのね」
「は、なんとでも。それよりロボロ、コイツになんか言うことないんか？」
鬱は一歩下がって言った。少し後ろにいたAとの距離が縮まって、Aはにがい副流煙の匂いに顔を顰める。 肩に手を組まれた時にはもうゾッとして、流石プレイボーイ鬱と畏怖の念すら浮かんだ。ショッピが見たらきっと怒髪天を衝くんだろうな。
「……エルモーサ」
「なあに、ロボロさん？」
相変わらず優美だった。Aを天使とするならば彼女は女神で、Aを綿菓子とするなら彼女はウイスキー・ボンボンである。
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にのやも(プロフ) - 梓月さん» 流石悪運なだけありますね(><) シナナイデ……ツヨクイキテホシイデス……😢 (5月2日 23時) (
レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
梓月(プロフ) - ｴｪﾝ また何かに巻き込まれようとしている…泣 ﾄﾞｳｼﾃ…ﾄﾞｳｼﾃ……無事に生きてくれぇ〜 (5月2日 19時) (レス) @page35 id: c21b6e797e (このIDを非表示/違反報告)
にのやも(プロフ) - 元薺(サイ)だった者さん» コメント有難う御座います(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”！ 例の美女は私のタイプの塊なので魅力を感じて貰えて冥利に尽きます！︎︎︎︎ 読者様の好みの作品を作ることができて光栄です、是非最後までお付き合い下さい！⋆* (5月2日 17時) (レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - コメント失礼します！主人公ちゃんの特異な体質や、それにメンバーがどう対応していくのか…そしてあの美人ちゃんの性格全てが魅力的すぎて…こういう作品が大好きでずっと探してたんです…！これからも応援してます！ご無理せず更新頑張って下さい！！ (5月1日 19時) (レス) @page33 id: b4227fd166 (このIDを非表示/違反報告)
*ゆきうさぎ*(プロフ) - にのやもさん» にのやも様のモチベになったら読者としては幸せでございます🌷.* 更新は読み返しながらゆるりとお待ちしておりますので、焦らずにのやも様のペースで❀ (4月20日 20時) (レス) id: aa12f1452f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にのやも | 作成日時：2024年4月5日 19時
