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kn「お前、朝のあいつか？トントンの友達って」
「さぁ？人違いちゃいますか？」
kn「いや！お前や！田中って言うてたもんな！確か名前は…Aや！！」
チッ、名前覚えてやがるとは。
しかし、完全に帰るタイミングを失った。部屋の入り口には先ほどの執事さんがニコニコと立っているし…。万事休すである。
kn「しかし、なんでお前ここおるんか？」
一旦座らされて状況を聞かれる。もうここは素直に答えないと返してくれないやろう。
「頼まれたからですよ。私何でも屋田中で対応してる人の娘だから。アルバイトよ」
kn「…お前、お嬢様とかやなかったんか」
「そーですよ！トントンのボディーガードとして雇われてるからあの学園に通うことになっただけで、私は平々凡々な一般市民です！！」
そう言いきってクッキーを頂く。めっちゃ旨すぎでは？
すると暫く黙っていたコネシマがいきなり大爆笑しだした。
kn「なるほどな！いやー、トントンも大変やもんな！あいつは女に厳しく言えへんから女避け出来へんもんな！はっはっは！！」
「そーいうことですから。コネシマさんも黙っててくださいね？」
kn「んー、それは条件次第やな」
は？と彼を睨み付けるとコネシマさんは私に紙を出してきた。
kn「お前には放課後、俺のお世話をしてもらう」
「え？」
kn「いや、実はな、何でも屋田中さんには元々じいやの代わりを頼もうと思ってたんや。じいやの奥さんがご病気でな。休みの日を増やしたいんや」
執事さんを見ると申し訳ありません。と私を見る。いや、執事さんは悪くないですから。
kn「そこで！お前に頼みたいんや！俺は家事を任せたい。お前は俺に秘密にしてほしい。Win-Winの関係よ！」
明らかに私に不利すぎる！でも、秘密は守りたいし…！トントンのことまぁまぁ好きやし…！
くっ、仕方ない。
「わかりました。契約しましょう」
するとコネシマは、ほんまか！！と満面の笑みを見せ、私の両手を取り、ブンブンと振った。
kn「んじゃよろしくな！A！！タメなんやから俺のこともコネシマって呼んでや！」
「あ、それは無理です」
kn「なんでやぁ！！！」
まじうるせぇ。
…でもこの男、嫌いではないかも。
kn「あ、ちなみにメイド服あるで？ミニスカやけどな！」
前言撤回だわ
こうして、騒音変態糞男との秘密が爆誕してしまったのである。
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作者名：ほたて | 作成日時：2024年1月26日 23時
