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次の日の昼休み、トントンに秘密がコネシマさんにバレてしまったことを告げた。
tn「…まじか、災難やったな」
「いやもうほんまに」
人違いであってほしかった…。
結局コネシマさんのところに週に3日通うことになった。まじで父さんを恨む。
作ってきた玉子サンドを頬張る。トントンの弁当は旨そうやなぁ。
「てかさてかさ、勉強難くない？私経済学とか分からへんかった」
tn「あぁ、まぁAはそうよなぁ。俺らはまぁ慣れてるけど」
お金持ちって、大変なんやなぁ…。私全然知らんかった。
「お仕事だと思って入った学園やけど、今にも折れそうですトントンはん…」
tn「まぁまぁ…。もうちょいがんばろや」
いや頑張るけどさぁ。
てかコネシマさんも毎回のように教室来るし、なんだよあいつは暇なんか。
その度に女の子からの視線が怖いんよな。
これがイケメンパワーなんだね。
てか、目の前のトントンもイケメンだよなぁ。
tn「ん？なんや？」
「トントンもイケメンやなって」
トントンは飲んでいたお茶を吹き出した。噎せたのか咳き込んでしまっている。
大丈夫？と聞こうとした時だった。
きゃー！！というまた黄色い歓声が上がる。
こ、コネシマさんか？
やはり予想通り真ん中に居たのはコネシマさん。と、もう一人の男性。
女子達「シャオロン様ー！！」
シャオロンと呼ばれた彼はニコッと笑って手を振っている。うわ、眩しっ。イケメン眩しっ。
いやぁ、イケメンって大変なんやな。トントンはイケメンやけど、何故か女子達寄ってこないし。
私はもう一個のサンドを頬張ると視線を感じた。コネシマさんからや。
なんか口が動いてる？なに？
今日にげんなよ
「はぁ！？脅し！？」
女子達「きゃー！！コネシマ様が私になにか言ってくださったわ！」
女子達はなんか言い争っているけど、それどころやない。
にげんなって、私逃げませんけど！！
今に見てろよコネシマめ…。家事とことんこなしてギャフンと言わせてやるからな…。
tn「大丈夫か？」
「トントン、私あいつのとこでも頑張るわ」
トントンは驚きながらも応援してくれた。やっぱ優しい男だ。
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作者名：ほたて | 作成日時：2024年1月26日 23時
