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「トントンのあほ、なんで言うてもうたんや」
今日は珍しくトントンと帰宅。車で下校とは、まぁ、当たり前か。
tn「…まぁ、あいつも悪いやつやないねん。しかもあいつは成績トップやからな。多分先生としては適役やで」
「それはそうやけど…」
くそぉ、言い返せない。
ってか、泊まりということは、部屋着なりなんなり持っていかないとやなぁ。パーカーあったっけ。
……お嬢様ってパーカー着るのか？
てか！私、私服という私服持ってへんぞ！？
これはまずいですよ！！
私は家に着いてすぐ、部屋を漁る。な、ない！まともな服が！ない！
どないしよ。買い行く暇は…ない。あの坊っちゃん達が持ってるわけないし。女友達に借りでもしたら秘密がバレかねん。
…てか別にあいつら皆秘密知ってるし隠さなくても良いのでは？？
「よし、普通ので行くかぁ」
私は考えることを放棄した。
ーーー
来たる土曜日。私はやはり考え直した結果少し綺麗めのワンピースを着てきた。一応、シャオロンにはバレてないってことになってるし。
にしても、やはりでかい家じゃの。
sha「Aやん。えらいちっこいのがトントン家居ると思ったわ。入らへんの？」
「シャオロン！ちっこくないわ！」
シャオロンの私服を一瞥すると、うん。お坊ちゃんという感じである。
sha「にしてもお前…なんというか」
「え、何？も、もしかして平凡過ぎた？」
髪もわざわざ結ってきたしわざわざ化粧までしてきたけど。
sha「…いや、なんでもあらへんよ。はよ入ろ」
「？うん」
なんやねん。変なら変って言うてくれたらええのに。
トントン家に入ると執事やメイドさん達が案内してくれる。寝室に通され入ると、そこはホテルだった。
メイド「A様。もし何かありましたら遠慮なく仰ってくださいませ。」
「あ、ありがとうございます」
すごい手厚いなぁ。
寝室に荷物だけ置いて、トントンが待つという図書館へ通された。
tn「お、来たか」
kn「遅刻やぞA！俺なんか楽しみすぎて1時間前から来とったわ！」
そうやった。この男も居んねやった。
私はとりあえずトントンの隣に座る。
kn「おい、お前はここやぞ」
「はい？なんであんたの隣なん」
kn「俺が勉強見てやるってきまったからや」
なにその話。初耳
sha「おいコネシマ。Aは俺が見んねんぞ」
なにその話。初耳
tn「落ち着けお前ら。俺が見るから」
あ、それは聞いてたわ。と言うことで、トントンに見てもらいますね。
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作者名：ほたて | 作成日時：2024年1月26日 23時
