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えートントンさん、スパルタでした。
私は疲れた身体をベッドに沈めた。疲れすぎてご飯の味もしなかったし…。
(ご飯中もテーブルマナーの勉強ということで気を張ってた)
これがお嬢様の世界…。やっぱすごいわ。
とにかく寝るか。よし、寝よ
kn「邪魔するでー」
「…」
なんで来んだよ！！
kn「なぁ、ちょっと話そうぜ」
「いや」
寝たい…。うるせぇ。
私はしばらく伏せっていたが、コネシマは近くの椅子にドカッと座った。
kn「お前、大丈夫か？」
「なに急に」
kn「いや、心配やなって」
顔だけ彼の方に向けると珍しく真面目な顔。
「別に大丈夫よ。元々仕事でお嬢様やってるし。勉強も仕事ってことよ」
何でも屋田中の理念だからね。全うしないとさ。
kn「すげぇのな。何でも屋田中さんは」
「へへ、まぁね。今後ともご贔屓に」
一応宣伝&営業スマイルを見せる。
すると彼は近寄ってきて、私の頭を撫で始めた。何故？
kn「…まぁでも、俺はお前の頑張りやなとこ好きやで」
「…はい？」
彼はそのまま、ほなまた明日。と部屋を出ていく。
ねぇなにこの空気
どーしてくれんのよ、ばか野郎。
「…照れてなんか、ないし」
ーーー
結局眠れなかった…。
tn「…A大丈夫か？眠れんかったか？」
「大丈夫やで」
今日はダンス見てもらえるし、私ダンスヤバいし習っておかなければ…。
sha「ほな、ダンスやるで」
「はーい」
しかしながら、さすがトントン邸、ダンスホールまであるとは…。ここはほんまに日本？
sha「とりあえずはシッマと踊ってもらおうかな。俺とトントンは見とくから」
「は！？な、なんでこいつと！？」
kn「ええやろが別に！！」
いやまぁ、ええ、けど…。
とりあえず私は彼の手を取ってお辞儀をする。
彼の手が私の腰に添えられる。
sha「A！もーすこし相手に近付いて！視線注意やで！」
「は、はい！」
む、無理すぎ近すぎ！！
一応コネシマを見る。
やはりイケメンというだけはある。そして品もある。普段うるさいくせに。
昨晩の言葉が頭をよぎる。
その時、思い切りターンをした瞬間に倒れそうになる。やはり眠気が…。
kn「っと、危ないな。大丈夫か？」
「ごめ、ちょ、寝不足で」
コネシマに抱きとめられ、少し力を抜く。
シャオロンもトントンも心配そうに私を見る。まじで申し訳なさすぎる。
kn「俺こいつ寝せてくるわ」
「いや自分で歩ける」
彼は私をお姫様だっこをして立ち上がった。
…まぁ、甘えるか？
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作者名：ほたて | 作成日時：2024年1月26日 23時
