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kn「ここで下ろすで」
「ありがと」
コネシマは私の部屋まで運んでくれて寝かせてくれた。こいつ普段はうるさいやつやけども優しいところあんねんな。
kn「なぁ、なんで寝不足なん？昨日寝れんかったんか」
「そーだよ。あんたが昨日変なこと言うから」
は、まずい、余計なことまで言うてもうたわ。…まぁええか。
kn「…？もしかして、気にしてくれてたんか？」
「そーよ。そりゃそうでしょいきなりあんなこと言われてさ」
あーもうだめだ。脳動かん。もう寝よ
「もう寝るから。おやすみコネシマ」
kn「…おう」
ーーー
あの問題の勉強会から数日。テストの点数が表示される日。
これが終われば、夏休みである。
「落第してませんように…」
tn「大丈夫やろ。心配すな」
トントンと一緒に待っていると、掲示板が張り出された。えーっと、私の名前は…
「あった！」
やった！やりましたわ！
これで有意義な夏休みを送れる！！
tn「よかったなA」
「ありがとトントン！！」
いやほんまトントン様のお陰やわ。後でシャオロンにもお礼言わなきゃ。
あと、一応あいつにも…。
そう思ってると、もう何回目か分からない黄色い歓声。なんやねん。どうした。
女子「またコネシマ様１位だわ！」
女子「きゃー！コネシマ様！！」
相変わらず人気ですね。
女子達の中央に居るコネシマに少し可哀想やなと同情してしまう。すると、目があった。
しかし、すぐ反らされる。
「…？珍しい、いつもなら意地悪言ってくるのに」
tn「具合でも悪いんか？」
トントンと不思議に思っていると、コネシマが丁度ええわ。と話し出した。
kn「俺、心に決めた人が居るから、こうやって囲むのはやめてほしいねん」
……はい？え？まじ！？
回りにいた女子達がどよめきだす。泣き出している子もいる。そりゃそうだ。私とトントンも驚きすぎて顔を見合わせている。
kn「…ほな、そういうことやから」
コネシマはそのまま教室へと入っていった。その瞬間、今居る廊下はすごくお葬式かというくらいに暗くなった。
その時、携帯に連絡が入る。コネシマからや。
コネシマ:[A、今日も遅れず来いよな。ちなみに夕食はオムライスで]
あ、そこは続行なんですねー。全く、人使いは荒すぎやろ。
でも、もしかしたらクビになることもありえるか？ちょっとは覚悟せなあかんかもな。
…心に決めた人って誰やねん！！
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作者名：ほたて | 作成日時：2024年1月26日 23時
